英作文用語集
「英作文ってなに?よくわからない!」という学生の方や社会人の英語学習者の方、または保護者の方のために、英作文の学習で登場するであろうさまざまな用語を幅広くまとめ、わかりやすい説明をほどこしました。
英作文 |
英語で作文をすることです。日本語の文が書いてあって、それをそのまま英語に直すのがふつうの英作文ですが、あるテーマに沿って自由に書いていいタイプの英作文もあります。それは特に自由英作文と呼ばれます。高校入試・大学入試でも出題率が年々高まっています。英語は読めるけど書けない・話せないという日本人の弱点を少しでも克服していこうという流れがあります。英検・TOEFLでは特に後者の自由英作文の形式で出題され、大きな点数を与えられています。TOEICでは英作文は出題されません。 |
ライティング
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「英作文」という言葉とあまり意味は変わりませんが、高校の英語の単元分類ではこのライティングという言葉がふつう使われます。英作文という言葉と違いがあるとすれば、日本語を英語に直す作業(いわゆるふつうの英作文)と、英語で自由に意見を述べる作業(自由英作文)との両方を重視するニュアンスがより強い、という点です。
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自由英作文
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あるテーマが与えられ、それについて制限語数以内で自分の意見を自由に展開したり、または、資料や絵などを見て分かることを制限語数以内でまとめたりする形式の英作文(またはライティング)のことを、自由英作文と言います。高校入試・大学入試において、自由英作文の出題率は年々高まっている傾向にあります。英検・TOEFLでも出題され、大きな点数を与えられています。TOEICでは必要ありません。
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発信型英語
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英語の読解やリスニングは比較的できるものの、英語で文章を書いたり、会話をしたりするのは得意ではない、という一般的な日本人のイメージがあります。そのイメージを改善しようと、英語教育において「発信型英語」を重視しようという傾向が高まってきています。発信型英語というのは、受身に回って英語を受け取る作業ではなくて、自分から進んで英語を書き、話して、相手に意思伝達をしていこう、というタイプの英語のことを言います。発信型英語を重視する教育においては、英作文や英会話の能力にもしかるべき重点が置かれています。高校の授業課程で言えば、ライティングやオーラルコミュニケーションが、この発信型英語という発想にのっとった単元だということになります。
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インプットとアウトプット
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インプットは、情報を頭の中に詰め込む動作・作業のことです。逆にアウトプットは、頭の中にある情報を外に向かって発信する動作・作業のことです。英語学習においては、英文読解やリスニングをすることが、どちらかというとインプット型の学習で、英作文(ライティング)や英会話(オーラルコミュニケーション)をすることが、アウトプット型の学習だと言えます。もっと細かなレベルの話をすれば、英作文がアウトプット型の学習であるとは言っても、自分の書いた文を先生やネイティブスピーカーに添削してもらい、正しい表現を覚えるという作業は、むしろインプットと言えます。 ですので、インプットとアウトプットは相互に関連のある一連の作業だとお考えください。アウトプットを正確に行うためには、その前に十分なインプットが必要となります。逆に、インプットがちゃんと定着するためには、アウトプットする作業を通して脳神経を鍛え、そして本当に正しいかどうか他人によって吟味されることが必要となります。
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